物価高騰が続き暮らしへの影響が高まる中、2025年度の県内の最低賃金を話し合う審議会が16日から鹿児島市で始まりました。

鹿児島地方最低賃金審議会は労働組合や経営者の代表など15人で構成され、県内の1時間当たりの最低賃金の額を話し合う、鹿児島労働局の諮問機関です。

最低賃金は各都道府県ごとに決められていて、鹿児島は現在953円です。

前回、56円の引き上げで900円台になりましたが、全国平均の1055円に対して100円以上の差があります。

鹿児島地方最低賃金審議会・川口俊一会長
「皆さん(労使などの)立場も違うし、いろいろな状況、捉え方も違っている。ただ、目の前の最低賃金に関してはかなり大きな問題がいろいろなところに大きな影響が広範囲にわたるため、慎重で丁寧な議論を重ねないといけない」

審議会は8月中旬から下旬に鹿児島労働局への答申を目指していて、2025年10月に新たな最低賃金の発効が見込まれています。

鹿児島テレビ
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