大規模災害時にLPガスの供給拠点となる「中核充填所」に指定されている岡山市の工場で7月16日、水害を想定した防災訓練が行われました。

訓練は岡山市北区の大和マルヰガス充填工場で行われ、県内のLPガス事業者など約60人が参加。台風によって線状降水帯が発生し、河川の氾濫などが発生したとの想定で、非常用の発電機を起動させたり、避難所へガスを届ける一連の流れを確認しました。

7年前の西日本豪雨では河川の氾濫により、倉敷市真備町を中心に1000以上のLPガスの容器が流出したことから、訓練では約100キロある容器が、水位が上昇すると簡単に流されてしまう危険性も紹介されました。

(岡山県LPガス協会 野崎正志専務理事)
「7年前の西日本豪雨災害はまだまだ記憶に新しい。来週、再来週にも(災害が)起こるかもしれないので、我々はこういった手順を確認しておく」

この訓練は台風のシーズンが本格化するのを前に災害時にLPガス供給の拠点となる中核充填所で毎年行われています。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。