健康食品店などを展開していた岡山市北区青江の「プロシード」が7月2日に岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンクの発表によりますと、プロシードは1989年創業の健康食品などの小売業者です。健康食品やサプリメントを主体に、健康器具などを扱い、岡山市・倉敷市に5店舗を展開し、近隣在住の高齢者を中心に販売していました。また、足湯・足ツボ専門店を運営するなどし、事業を拡大していた。
しかし、近年は同業者との競合激化に加え、消費者のニーズの変化などで業務の縮小を余儀なくされていたということです。出店費用などに伴う借入金の返済が重く、資金繰りがひっ迫していたため、社有不動産の売却などで債務の圧縮を図っていましたが、業績の回復が鈍く事業の継続を断念したということです。
負債は1億5000万円とみられています。