全国各地でクマの出没が相次ぐ中、福井県内では今年初めての人身被害が発生しました。坂井市内で15日、釣りをしていた男性がクマに肩をひっかかれ、けがをしました。県は16日に緊急の対策会議を開き、改めて県民への注意喚起などについて確認しました。
     
県などによりますと、15日正午頃、坂井市丸岡町の龍ケ鼻ダムの上流で、1人で釣りに来ていた県内の20代男性がクマの成獣に遭遇しました。男性は肩をひっかかれてけがをしたたほか、驚いて転倒した際に足を骨折しました。
    
県内では2023年11月24日に越前市の中心市街地で散歩をしていた女性が襲われけがをして以来で、2024年はクマによる人身被害はありませんでした。
    
緊急の対策会議には県や市町の担当者などが参加。山や川ではクマとの遭遇を避けるため、単独行動を避け音が鳴る物を持参することや、人里にクマを引き寄せないため、生ごみを放置しない、などの対策を呼び掛けることを確認しました。

福井テレビ
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