高円宮妃久子さまは7月14日、先端技術分野の優れた研究成果をあげた理工系学生と企業の若手研究者、技術者を対象とした「先端技術大賞」の表彰式に出席されました。
学生にとっての最高賞「文部科学大臣賞」には、第6世代(6G)以降の移動通信システムに対応した無線機の超小型化に成功した東京科学大学の山崎雄大さんが、若手社会人の最高賞の「経済産業大臣賞」には長時間の映像データから必要な情報を的確に抽出する技術を開発した、NECの劉健全さんが受賞しました。
久子さまはおことばの中で「勇気を持って試行錯誤を重ね、粘り強く研究開発に取り組むみなさまの姿勢は、賞賛に値するものであり、新たな技術を生み出す先見性と、それを社会に活かす応用力の高さに深く感銘を受けました」と受賞者を称えられました。
そして「本日ここにご出席のみなさまには、将来を担う研究開発の重要性を、優れた人材の育成を通じて未来へと継承していただき、気高い心と精神を備えた人を育ててくださいますようお願い申し上げます」と述べられました。
授賞式の後に、受賞者と懇談された久子さまは、先端技術の一端に触れながら「なにが一番障害になりますか」「人を使わないで済むのですね」などと質問されていました。
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