デビュー10周年を迎えた俳優・神尾楓珠が初挑戦した時代劇ドラマ「はぐれ鴉」の取材会が6月に東京で開かれた。江戸時代の豊後国(現在の大分県)・竹田藩を舞台にした「はぐれ鴉」。主人公・山川才次郎を演じる神尾楓珠さんが、撮影の裏話やドラマの魅力について語った。

「プレッシャーみたいなものはあった」神尾楓珠さんが初の時代劇に挑戦
「時代劇が何も分からない状態で始まるので、そのプレッシャーみたいなものはありました」と語る神尾さん。2025年デビュー10周年を迎えた若手俳優にとって、時代劇ドラマは初めての挑戦となる。
取材会では多くのメディアが集まり、神尾さんがインタビューや写真撮影に応じた。カメラの前で多彩な表情を見せ、その姿からは俳優としての確かな存在感が伝わってくる。

撮影を振り返り「多分ずっと心に残り続ける」
「(「はぐれ鴉」は)すごく大きい作品ですね。新しい挑戦でしたし、知らない世界に飛び込むということが、20代後半になってできたというのもいい経験だなと思います」と話す神尾さん。
大分県での撮影も初めての経験で、「初めてがたくさんあった現場だったので、多分ずっと心に残り続けるなと思います」と本作への思いを語った。

メディアからも期待の声「地方局の人たちが時代劇をやるというのがなかなかのチャレンジ」
メディア関係者からも注目の声が寄せられた。
雑誌「メンズユニット」の編集者は「いろんな役の幅を広げられて、どんどん進化されている俳優さんだなと思って、今作でも映像では初めて時代劇に挑戦されるということで、今後の活躍にも注目したい」と評価した。
「マイナビニュース」編集者は「地方局の人たちがオリジナルの番組を独自で作られている中で、時代劇をやるというのがなかなかのチャレンジ。ローカルの皆さんが頑張って作っているコンテンツがどんどん全国に広がっていく流れがある。今後さらにそれが加速するきっかけになれば」と期待を寄せた。

高橋英樹さん、財前直見さん、椎名桔平さんら豪華キャストが集結
「はぐれ鴉」は江戸時代の竹田を舞台にした時代ミステリ。
出演者には神尾楓珠さんのほか、山本千尋さん、高橋英樹さん、財前直見さん、椎名桔平さんらが名を連ねる。原作は赤神諒さんの小説(集英社文庫 刊)で、監督は山下智彦さんとなっている。
