14日、天草市御所浦町の倉庫で見つかった砲弾について15日、陸上自衛隊が調べた結果、旧日本軍製のものだと判明しました。爆発の危険性はなく、今後、島内での処理を検討するということです。
【原田 光應 カメラマン】
「自衛隊と警察が到着し、これから調査に入ります」
14日午後、天草市御所浦町牧島の倉庫で、解体工事やごみの廃棄を依頼され訪れた建設業者が、全長約24センチ、直径約7.5センチの砲弾のようなもの二つを発見し、御所浦駐在所に届け出ました。
連絡を受けた佐賀県にある陸上自衛隊目達原駐屯地の不発弾処理隊が15日朝から危険性の有無を調査。その結果、起爆装置である信管が付いた旧日本軍製の7センチ砲弾と判明しました。
【近所の男性(85)】
「鉄砲の弾はどこでもよくあるが、中身が見えているのは初めて聞いた」
見つかった砲弾について、爆発の危険性はないものの船での輸送は難しく、今後、島内での処理を検討するということです。
警察によりますと、倉庫の持ち主は、約60年前から保管されているのを把握していたものの、砲弾という認識はなかったということです。