水難事故のニュースです。長野県信濃町の野尻湖で7月15日朝、ボートが転覆しているのが見つかり、乗っていた49歳の男性が死亡しました。男性はエンジン付きのボートに1人で乗り、釣りをしていたとみられます。

(記者リポート)
「男性を乗せたボートは、神社から南の方角へ1キロ以上離れた場所で転覆しました。当時、そのあたりは風はなかったということです」

消防によりますと、信濃町の野尻湖で15日朝7時半過ぎ、湖畔のボート会社から「ボートで釣りをしていて転覆し、男性の意識がない」などと通報がありました。

乗っていたのは長野市の49歳の男性で、漁協の関係者などによって陸に引き上げられ、心肺蘇生も行われましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察によりますと、男性は免許がいらない2人乗りのエンジン付きボートに1人で乗り、釣りをしていたということです。

救助にあたった男性が当時の現場の様子を語りました。

救助にあたった男性:
「風はそんなに強くなかったです。(転覆した場所は)南風だったので『風裏』に入るところ、風がない状態」

風のない場所でなぜ、転覆したのでしょうかー。

救助にあたった男性:
「急なハンドルを切ったりとか、バランスを崩すことがない限り、そういうこと(転覆)はない。(他の艇と)接触とか波打ち際に(乗り上げる)というのは全くない、そういうことではない」

男性は、腰に巻くタイプのライフジャケットを着けていましたが、救助の際は外れていたということです。

警察が詳しい状況を調べています。

長野放送
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