7月15日、関東や東海地方で大雨をもたらした雨雲の一部が流れ込み、福島県内でも夜遅くにかけて強い雨に注意が必要だ。
■16日も引き続き警戒
15日午前中に、県南部や浜通りでまとまった雨が降った福島県。
夏の高校野球では一部の球場で試合の中断や順延となった。夕方にかけても大気の不安定な状態は続き、海上では強い風が吹いた。
16日午後6時までに降る雨は中通り・浜通り・会津で80ミリと予想されている。雨雲が予想以上に発達した場合や停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性もあり、引き続き注意が必要だ。
■今後の雨の見通し
福島テレビの齋藤恭紀気象予報士は「梅雨明け前は必ずと言っていいほど大雨になる。これから16日にかけ局地的な強雨に気を付けてほしい」と注意を促す。
15日は関東・東海から次々に雨雲が福島県へ流れ込んできた。15日午後6時時点でも福島県の南側に残っているので、まだまだ強い雨への注意が必要。
特に気を付けてほしいのが、熱帯低気圧の性質をもった雲。これが15日夜に福島県浜通りに接近してくる。15日夜遅くにかけ、いわき周辺では24時間雨量が100ミリを超える可能性もあるという。土砂崩れなどに注意してほしい。
■確認を!土砂災害の前兆
これから大雨の季節を迎え、土砂災害のリスクが高まる。
《土砂崩れの前兆現象》
・腐った土の臭いがする
・斜面から水がふき出す
・ひび割れができる
・小石がぱらぱらと落ちてくる
こういった場合は、ただちに安全な場所に避難する必要がある。特に家の裏が斜面になっている場合などは注意が必要だ。