徳島県の徳島自動車道で14日、愛媛県に本社がある伊予鉄バスの高速バスとトラックが正面衝突して炎上し2人が死亡、12人がケガをした事故で、警察は15日にトラックを所有する四国中央市の会社へ過失運転致傷の疑いで家宅捜索に入りました。
宮本征治記者:
「午後1時半です、トラックを所有する四国中央市の会社に家宅捜索に入りました」
ダンボールを持つなどして会社に入る捜査員。過失運転致傷の疑いで警察が家宅捜索に入ったのは、トラックを所有する四国中央市土居町の曽我部組。送電線の鉄塔の基礎工事などを営む企業です。
この事故では、徳島県阿波市の徳島自動車道で14日正午過ぎ、伊予鉄バスの高速バスと曽我部組のトラックが正面衝突しバスが炎上。バスの乗客とトラックの運転手の男性のあわせて2人が死亡し、12人が重軽傷を負いました。重傷は1人増えて6人になりました。
曽我部組の社長は家宅捜索に入る前、取材に応じました。
曽我部組の社長:
「徳島から荷物を持って帰って来ていたんです。(積荷は)重機です」
また伊予鉄バスや乗客には「亡くなった方や伊予鉄の方には申し訳ないという気持ちでいっぱいです。それだけです」と話していました。死亡した運転手の男性は「真面目な方で安全運転で信頼していた」と話しました。
この事故では、バスの運転手が「相手のトラックのタイヤがバーストしたように見え、センターラインをはみ出してきた」とし、右にハンドルを切ったが間に合わず、正面衝突したと話しているということです。
警察は家宅捜索でトラックの整備状況を調べるほか、関係資料を押収し事故の原因を調べていきます。
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