河川やダムの水位が低下するこれからの時期に備え、国や県などの関係機関が今後の気象や貯水状況を確認した。
この会議は、河川国道事務所や県・気象台などでつくる協議会が開催した。
この中で、国が管理する白川・長井・寒河江の3つのダムの貯水位について、2025年は雪の量が多かったことから、梅雨の雨が少ない中でもそれぞれ100%前後と例年並みであることが報告された。
しかし河川については、6月下旬以降まとまった雨が降っていないことで、過去5年の平均水位を下回っているという。
今後、8月上旬の稲の穂が出る出穂期には農業用水が多く必要になることから、今後もまとまった雨が降らない場合は状況を見ながら対策会議を開くとしている。
(河川国道事務所・山影修司河川担当副所長)
「いま台風が来ているが、どのくらい雨が降ってダムの貯水量が確保できるか、河川の水位がどのくらい回復するのかを見ながら情報共有していく」
県内では、小国町が水源池の水位が低下したことを受け、現在夜間の給水制限を行っている。
町によると、今後もまとまった雨が期待できないことから、夜間の給水制限は7月末まで続ける予定だという。