北朝鮮の金正恩総書記は13日、建設中の養殖場を視察し、地方発展の重要性を強調しました。

14日付の労働新聞は金総書記が13日、北朝鮮東部・咸鏡南道で建設中の養殖場を視察したと報じました。
紙面には、白いシャツ姿の金総書記が、幹部らとともに現場を見て回る様子や、施設の完成予想図など複数の写真が掲載されています。

金総書記は現地視察の中で、今年2月の着工から数ヶ月間で「見違えるほど変わった」と述べた上で「現代性と独創性を備え海を挟んだ地域環境にも調和するよう高いレベルで推進されている」と評価したということです。

また、金総書記は現代的な養殖場や漁村の整備が進むことは、地方発展を最重要課題とする党の政策を実証することだと述べ、朝鮮労働党の創建80年を迎える今年10月までに養殖場の工事を完了し党の成果としたい考えを示しています。

一方、14日付の紙面では、ロシアのラブロフ外相が11日からの訪朝を終え、13日に帰国の途についたことも報じられました。
ラブロフ外相は滞在中、東部・元山に新たに開業したビーチリゾートで金総書記と会談したほか、崔善姫外相とロ朝関係強化に向けた戦略対話も行いました。

北朝鮮は、党創建80年に向けて経済・外交の両面で成果を加速させる考えがあるとみられます。

フジテレビ
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国際取材部
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