7月12日、ヒグマに襲われ男性が死亡した北海道南部の福島町では、翌13日も警戒が続いています。クマはまだ見つかっていません。
12日午前3時前、福島町三岳の住宅地で、新聞配達中の佐藤研樹さん(52)がクマに襲われ、死亡しました。
その後の取材で、襲われたのは住宅の玄関先だったことがわかりました。
佐藤さんは草むらに引きずられていきましたが、見通しがよくなるように草は刈られました。
「(クマは)大っきい大っきい大っきいっていうので、ほんと目の前だったんで」「動画も全然撮れなくて、撮る暇もないくらいの怖さでした」(目撃者)
道は3年前に制定した「ヒグマ警報」を12日初めて福島町に発令しました。
13日午前5時ごろには、佐藤さんが襲われた現場から、直線距離で約6キロ離れた畑で、体長約2メートルのクマが目撃されています。警察や役場などが警戒を強めています。