大阪で6月、対向車線を走るトラックの荷台の扉が開いてしまい、すれ違いざまに衝突しかける瞬間がカメラに捉えられた。撮影者の乗っていた車の車高が低かったため、ギリギリ避けることができたという。
一方、北海道では走行中の車が縁石に乗り上げてタイヤがバーストしてしまうなど、危機的状況が相次いで確認されている。

開いた扉が迫る恐怖の瞬間

大阪・泉南市で6月30日午後1時頃に撮影されたのは、間一髪の瞬間だった。

当時、対向車線を走ってくる1台のトラックがいた。トラックはすれ違う直前、荷台の扉がパカッと開き、撮影者側の車線にはみ出してしまっていた。撮影者はハンドルを切る間もなく「ぶつかる」と思い、とっさに運転席で頭を下げたという。

リンボーダンスのように衝突を回避した撮影者の車(視聴者提供)
リンボーダンスのように衝突を回避した撮影者の車(視聴者提供)
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次の瞬間、撮影者の車は命がけのリンボーダンスのように、迫り来る扉の下をくぐり抜けて衝突を回避した。

撮影者は「たぶん15センチとか20センチの差でくぐり抜けたっていう感じですね。SUVだったらぶつかっているでしょうね」と、運転していたセダンタイプの車の車高が低かったおかげで、最悪の事態は免れたと振り返っている。

また、撮影者は「人の命に関わるようなミスっていうのは、ケアレスミスでは済まされないんで、確認はして欲しい」とも語っている。

縁石乗り上げでヒヤリとする瞬間

一方、北海道の国道337号、札幌大橋で2日午後5時頃に撮影されたのは、突然、道路脇の縁石に乗り上げる車だった。

遭遇した撮影者は「合流してきてすぐの出来事だったので、リアクションもできずブレーキも踏めず…」と話している。

砂煙をあげながらスローダウンした縁石に乗り上げた車(提供:てらゾー)
砂煙をあげながらスローダウンした縁石に乗り上げた車(提供:てらゾー)

縁石に乗り上げた車は砂煙をあげながらスローダウンし、タイヤがバーストして傾いた状態で路肩に止まったという。

事故寸前の体験を経て、撮影者は「万が一、縁石に乗り上げないではじかれて、こっちに戻ってきたらと思うとおっかない」と振り返っている。

事故を起こさないためには、余裕を持った運転を心がけなければいけない。
(「イット!」 7月7日放送より)

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