<J2第23節 ジュビロ磐田5-1北海道コンサドーレ札幌>
明治安田J2リーグ第23節、北海道コンサドーレ札幌(9位)は7月12日(土)、ヤマハサッカースタジアム(静岡県磐田市)で、ジュビロ磐田(8位)と対戦しました。
前節はレノファ山口FCを1-0で破り、今シーズン初の3連勝。勢いそのままに、J1だった2019年以来となるリーグ4連勝をかけたアウェイゲームに臨んだコンサドーレは、故障の影響でここ3試合スターティングメンバ―から外れていたMF近藤友喜選手(24)が先発復帰。昨シーズンも得点をあげた磐田の地で復活ゴールを狙います。
このゲーム最初の決定機をつくったのは、その近藤選手でした。前半2分、MF長谷川竜也選手(31)のスルーパスに反応し、GKと1対1の場面を迎えますが、シュートはゴールの右に外れ、序盤最大のチャンスをものにできません。
「入りの部分で僕が決めていれば、こういうゲームになっていなかったと思います」と唇をかんだように、ここから磐田の猛攻を受け、前半31分までに立て続けに3失点。近藤選手は、前半38分にボランチ・西野奨太選手(21/札幌市出身)の折り返しから、前半39分にはDF高尾瑠選手(28)の裏へのパスから、それぞれゴールに迫るも得点には至らず。「ゴールをとるところの個人の精度は課題と感じたので、そこにフォーカスして取り組んでいければ」と課題を口にしました。
コンサドーレは前半アディショナルタイム、高尾選手のアーリークロスをFWアマドゥ・バカヨコ選手(29)が頭で合わせ、2点差に。ハーフタイムにはFWマリオ・セルジオ選手(29)とMF大崎玲央選手(33)を投入。システムを4バックから3バックに変更し、後半に臨みます。
しかし後半13分、途中出場の大崎選手が相手選手へのタックルで一発退場に。ゲームプランの変更を余儀なくされたコンサドーレはその後、数的不利を感じさせない攻撃を見せたものの失点を重ね、今シーズンワーストの5失点を喫し、敗戦。11位に後退しました。
J2リーグは3週間の中断期間を挟んで、クライマックスとなる残り15試合となります。シーズン最後の準備期間であるこの3週間について、指揮官の岩政大樹監督は「(チームの)ベースの部分がある程度できてきて、新加入の選手も入ってきた。選手たちの融合という面では、きょうもマリオがたくさんチャンスをつくってシュートを打ってくれましたけれども、彼をどう組み込むかというのは、この3週間の一つのテーマになると思います。最適解を見つける」とコメントしました。
J1昇格をかけた争いは8月2日(土)、6ポイントマッチである4位・サガン鳥栖とのホームゲームから再開します。