アメリカで「はしか」の感染者数が過去33年で最も多くなっています。
CDC=疾病対策センターによりますと、今年に入り、はしかに感染した人の数は今月8日現在、全米38州で1288人に達し、うち3人が死亡しています。
これは、年間の感染者数が2000人を超えた(※2126人)1992年以来最多で、中でも南部テキサス州が700人以上を占めています。
アメリカではワクチンの普及により、2000年にはしかの根絶宣言が出されましたが、今回は宗教的な理由で接種をしない人たちの多く住む地域を中心に感染が拡大していました。
1週間あたりの感染者数は3月下旬の114人をピークに、その後減少傾向をみせていて、今月6日時点では4人でした。
はしかをめぐって、日本でも去年1年間の感染者をすでに上回るなど、感染が拡大しています。