福井県は10日、県立病院に勤務する看護師2人が患者の診療情報を漏らしたとして、10日付で停職処分としたことを発表しました。
 
停職処分を受けたのは、福井県立病院に勤務する50代の女性看護師と、40代の女性看護師です。
 
県によりますと3月21日、夜勤中だった2人が会話をしていた際、業務上、共有する必要がない情報であるにもかかわらず、50代の看護師が自分が担当する入院患者の名前や職業、病名などを含む診療情報を、40代の看護師に漏らしました。
 
40代の看護師は翌日、その情報を夫に話したということです。夫とその入院患者は知人関係にあったため、情報が漏えいしたことを把握した入院患者が病院側に抗議して事態が発覚しました。
 
2人は「軽率だった」として反省の意を示しているということです。
 
県は7日に人事考査委員会を開き、50代の看護師を停職2カ月、40代の看護師を停職3カ月の処分とすることを決めました。また、監督責任者である病院長や事務局長、看護部長を書面訓戒としました。

福井テレビ
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