宮城県は、加美町の菓子店が製造・販売したカスタードケーキを食べた10人が食中毒の症状を訴えたと発表しました。
県はこの菓子店を2日間の営業停止処分としています。
食中毒が発生したのは、加美町の菓子店「梅花堂」です。
県によりますと、7月9日午前11時ごろ、大崎市内の事業所から「市販の菓子を食べた複数の人が体調不良を訴えている」と、大崎保健所に通報がありました。
保健所が調査したところ、「梅花堂」が7月7日に製造し、8日に販売したカスタードケーキを食べた15人のうち、10人に嘔吐や下痢などの症状が確認されました。
保健所は、患者に共通する食品がカスタードケーキに限られていたことや、症状・潜伏期間が一致していることなどから、この菓子店が製造したカスタードケーキを原因とする食中毒と断定しました。
このため県は、「梅花堂」に対し、9日と10日の2日間、営業停止の処分を行いました。
なお、症状を訴えた10人はいずれも快方に向かっているということです。
県は、当該商品を持っている人には食べずに製造元に問い合わせるよう呼びかけています。