例年これからの時期に増加するアワビやウニの密漁の取り締まりを強化しようと、7月9日、岩手県久慈市に臨時の事務所が開設されました。
県では毎年この時期に臨時事務所を久慈市に設置していて、9日は警察や海上保安部など関係者が出席して開所式が開かれました。
式では県農林水産部の佐藤法之部長が「密漁撲滅に向け強い使命感を持って職務に当たってほしい」と訓示し看板を設置しました。
この後、取締船「岩鷲」でパトロールを行い、職員は赤外線監視装置を使いながら密漁者がいないか確認していました。
県漁業取締事務所では2隻の取締船を使って監視していますが、アワビやウニなどの密漁は後を絶たず、特に7月から8月にかけて増加する傾向にあるということです。
県漁業取締事務所久慈臨時事務所 遠藤良徳所長心得
「密漁の防止にあたっては資源を守るという意気込みで行っている。海上保安部、県警、漁協と連携しながら取り締まりの強化に努める」
臨時事務所は年内いっぱい設置され、定期的に沿岸全体をパトロールすることにしています。