7月9日に開幕した夏の高校野球岩手県大会は、10日に2つの球場で1回戦6試合が行われました。
このうち黒沢尻北と花巻北は、2024年夏から数えて5度目の対決となりました。

千葉梨々花アナウンサー
「きょうのきたぎんボールパークは伝統校同士の戦いから始まります。黒沢尻北高校と花巻北高校。バンカラの応援を背に受け、選手たちが躍動します」

2024年夏の県大会で対戦してから、公式戦で戦うのは10日で5回目となる花巻北と黒沢尻北、ここまでは全て花巻北が勝利しています。

その花巻北は初回、ノーヒットでランナー2塁・3塁のチャンスをつくると5番・有田がセンター前へ、さらにキャプテンの6番・平賀鑑もヒットで続き2点を先制します。

一方、チャンスをつくりながらもなかなか得点できない黒沢尻北は、7回に反撃します。

守備の乱れやフォアボールなどでランナー1塁・2塁として、6番・宍戸の鋭い打球がセカンドのグラブを弾いたのを見て、2塁ランナーのキャプテン・佐藤巧が一気にホームへ突入し1点を返します。

黒沢尻北(3年)佐藤巧主将
「流れを絶対に持ってくるという気持ちで、ホームに走った。とても気持ちよかった」

3点を追う黒沢尻北は最終回にもチャンスをつくり、1アウト満塁と一打逆転の場面を迎えます。

強烈なライナーに花巻北のピッチャー・平賀八尋が素早く反応し、ダブルプレーでゲームセット。

強い思いで臨んだ黒沢尻北でしたが、雪辱を果たすことはできませんでした。
(花巻北 4‐1 黒沢尻北)

黒沢尻北(3年)佐藤巧主将
「花巻北には去年の夏も負けていて、絶対勝ってやろうと思っていたけど、惜しくも負けてしまったことが悔しい。この(部員)20人で戦えたこと、一生の思い出だと思っている」

また、きたぎんボールパークの第2試合では、一関工業と盛岡工業が対戦し、序盤と終盤に得点を重ねた盛岡工業が2回戦に駒を進めました。
第3試合は大野・葛巻・伊保内連合が平舘に勝利しています。

<試合結果:きたぎんボールパーク>
花巻北 4‐1 黒沢尻北
盛岡工 5‐1 一関工
大野・葛巻・伊保内連合 2‐0 平舘

花巻球場でも3試合が行われ、試合は花巻南、宮古がそれぞれコールド勝ち、遠野緑峰・江南義塾盛岡連合は水沢第一に競り勝っています。

<試合結果:花巻球場>
花巻南 10x‐0 沿岸連合(大船渡東・住田・山田)
 ※6回コールド
宮古 7x‐4 南昌みらい
 ※8回コールド
遠野緑峰・江南義塾盛岡 6‐4 水沢第一

(岩手めんこいテレビ)

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