2025年度5つ目の学部となる獣医学部が開設された岩手県盛岡市の岩手大学で、7月9日に学部の看板の除幕式が行われました。
岩手大学では9日、獣医学部の新設を記念して看板の除幕式が開かれました。
岩手大学の獣医学部は、農学部にあった共同獣医学科が独立して2025年度開設されました。
東北地方の獣医学部は、青森県にキャンパスがある北里大学に続いて2カ所目となります。
9日の記念式典で、岩手大学獣医学部の佐藤洋学部長は「家畜を診る産業動物獣医師の育成に力を注ぐとともに、多様なニーズに応えられる人材を輩出していく」と決意を示しました。
岩手大学獣医学部 佐藤洋学部長
「地方の産業動物を診る獣医師が、非常に枯渇している。岩手県は畜産県なので、そういった実習やカリキュラムが組みやすい」
獣医学部は今後、1年生から学べる専門科目数を増やしたりして、即戦力となり得る獣医師の育成を目指すとしています。