7月5日の「国際協同組合デー」に合わせJAなど岩手県内の協同組合が一堂に会する集会が岩手県盛岡市で開かれました。
集会では大船渡の山林火災の復興に向けての活動を行う宣言が出されました。
9日に盛岡市で開かれた集会には、JAや漁連など県内10の協同組合から約200人が参加しました。
これは毎年7月の第1土曜日の国際協同組合デーに合わせ行われたもので、それぞれの組合の取り組みが共有されました。
このうち県漁連と県森連は、2月に大船渡市で発生した大規模な山林火災の被害状況を報告し、災害復旧事業の対象外となる約2500haの焼けた天然林を今後どうしていくかが課題だと説明しました。
一方、釜石地方森林組合は、2017年に釜石市の尾崎半島で発生した山林火災からの復旧について報告し、森・川・海のつながりを重視した環境整備が大切だと話しました。
釜石地方森林組合 高橋幸男理事兼参事
「森林だけ考えれば経済効率の良い針葉樹を植えていくが、広葉樹の植林を積極的に進めて、土壌を回復しながら(腐葉土を)海に流し海を豊かにしましょうと」
協議会では釜石市の山林火災で約1.5ヘhaの植林をしていて、大船渡市でも森林の再生やなりわいの復興に向け活動を行う宣言が出され、参加者が意識を高めていました。