落とし主になりすました駅員を逮捕

9日午前、東京・富坂署でカメラが捉えたのは、カメラの方をチラッと見て、すぐに視線をそらした男。JR東日本の子会社で駅員として働いていた福地健至容疑者(33)だ。

この記事の画像(13枚)

福地容疑者は勤務中に落とし物を検索し、東京・文京区にある警視庁・遺失物センターで、虚偽の遺失物届を提出しようとしたという。

4月、遺失物センターに現れた福地容疑者は「新宿駅の改札口で財布を整理していた。帰ったら1万円がないことに気づいた」と話したという。さらに「東京駅で5万2000円をなくした」とあたかも自分が落としたと申し出るが、これは真っ赤な嘘。

落とし物情報が正確過ぎたため「怪しい」

福地容疑者は、自分が駅員として働いていたJR潮見駅の端末で、落とし物として届けられた金額や場所を検索。

誰かが駅で落とした現金合わせて6万2000円を、落とし主になりすまし、騙し取ろうとしたとみられている。ところが、その嘘はすぐにバレることになる。

遺失物センターの職員が調べたところ、金額・時間・場所があまりにも正確過ぎたため「怪しい」と感じ警視庁に通報、事件が発覚した。

調べに対し、福地容疑者は「遊ぶ金欲しさに、深く考えずにやってしまった」と供述している。
(「イット!」7月9日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(13枚)