この期日前投票ですが鳥取県南部町では、投票所運営の人出不足を補う新しい取り組みとしてオンライン立会による投票が9日、実施されました。
投票管理者:
OKでしょうか?確認できていますか?
オンライン立会人:
確認できました。
投票箱を確認しているのは、投票に訪れた有権者とモニター越しの立会人です。
南部町の山あい大木屋公民館に設けられた移動期日前投票所は約12キロ離れた町役場の会議室とオンラインで結び、立会人がカメラを通して投票の様子を見守りました。
投票に来た人:
近くでいいのはいいです。全国的にみたら良いことだと思います。
投票立会人は、公職選挙法で配置が義務づけられているものの鳥取県内では人口減少や高齢化などによって確保できず、投票所が減少する一因となっています。
その解決策として、県が導入を進めているのがこの「オンライン立会」ですが…。
ただ各地域の実情とも相まって県の思惑どおりには浸透していません。
鳥取県市町村課 遠藤公亮課長補佐:
将来に備えた意味でもオンライン技術を活用して、身近な投票所を確保する、あるいは投票所のほうから住民の皆さんに近づいていく取り組みを、市町村の皆さんと連携して取り組んでいきたい。
今回の参議院選挙でのオンライン投票立会は、ここ南部町のみですが県は、今後の選挙でもこの方法を普及させていきたいとしています。