9日も山陰地方は鳥取や米子では35℃を超え、猛暑日を記録するなど厳しい暑さとなりました。
一方で天気が急変し、出雲や浜田など平野部でも雨が降ったところもありました。
鳥取市では、朝から気温が30℃を超える厳しい暑さに。
日中も日差しが強まり、最高気温は36.1℃を記録。35.2℃となった米子などとともに猛暑日となりました。
一方、午後になると湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定に…。
山間部を中心に雨雲が発生しました。
浜田市や出雲市などでは約2週間ぶりの雨。
特に出雲では午後3時過ぎまでの1時間に23.5ミリの強い雨が降りました。
また雲南市や奥出雲町などにも発達した雨雲がかかり、JR木次線は、宍道駅と出雲横田駅の間で午後3時すぎから運転を見合わせました。
ただこの雨でも水不足の心配は解消されていません。
放流量を制限する渇水調整が始まった浜田市の御部ダムと雲南市の尾原ダム。
9日朝時点の貯水率は、御部ダムは若干回復して10.2%となったものの、尾原ダムは7日からさらに下がって70%を下回りました。
依然として、恵みの雨を期待する状況に変わりはありません。