同居女性を殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、9日も被告人質問が行われました。
遺体が発見されたプレハブ倉庫について被告は「行ったことがない」と述べ、改めて無罪を主張しました。
この裁判で住所不定の無職 馬場恒典 被告(74)は2009年に内縁の妻 松永千賀子さん(当時40代)の頭などを複数回殴って殺害した罪に問われていますが、被告は初公判から無罪を主張しています。
検察はこれまでに、松永さんの遺体は被告が管理していたとされるプレハブ倉庫で発見されたとしています。
9日も被告人質問が行われ、裁判長の「プレハブ倉庫に行ったことがあるか」との問いに対し、被告は「私はプレハブ倉庫には行ったことがない。どの場所に建っているか知らない」と述べ、改めて無罪を主張しました。
7月15日の次回公判で論告求刑と最終弁論が行われ、結審する予定です。