岩手県北上市のタクシー会社では7月8日に一般のドライバーが運転する車で有料で客を運ぶ「ライドシェア」のサービスを始めました。県内での導入は2例目となります。
北上市の「安全タクシー」では8日から「日本版ライドシェア」の運用を始めました。
県内では2024年11月に初めて岩泉町などのタクシー会社3社に許可が出された「日本版ライドシェア」は、教育を受けた一般のドライバーが自家用車などを使って有料で客を運ぶ仕組みです。
運転手不足の解消につながるといったメリットがあります。
安全タクシーでは、北上市内で新たな半導体工場が稼働することや、コロナ禍で減少した利用客の回復により、需要が高まっていることから国に許可を申請しました。
安全タクシーでは女性の事務職員1人がドライバーを担当し、午後5時台から翌朝8時台までサービスを提供します。
運賃はタクシー代に1.13をかけた金額となり、乗車前に確定します。
安全タクシー・小原広記会長
「ぜひ一度利用していただき、安全安心な乗り物だね、すぐ来てくれるねと、メリットを感じていただいて少しでも地域の交通の役に立っていきたい」
7月末には系列の平和タクシーでもライドシェアを始めるということです。