JR岡山駅前で街のシンボルとして長年親しまれ、2024年に撤去された「ピーコック噴水」。岡山市の大学に完成したランニング施設のモニュメントとして再びお目見えしました。
(千葉知里記者)
「道路から見てすぐ目に入るのがこちら。岡山駅前で親しまれていた噴水が新しくモニュメントとして生まれ変わりました」
「ピーコック噴水」のモニュメントは岡山市東区のIPU・環太平洋大学に完成したランニング施設の一角に設置されました。
ピーコック噴水は山陽新幹線が開業した1975年にJR岡山駅前に設置され、待ち合わせ場所などとして長年、市民に親しまれてきましたが、路面電車の乗り入れ事業による再整備のため、2024年6月に撤去されていました。
環太平洋大学は世界に羽ばたく人材を育成するという教育方針と噴水の形が合っているなどの理由でピーコック噴水を岡山市から購入。ランニング施設の完成に合わせモニュメントとして展示することを決めました。
(IPU・環太平洋大学 大橋節子学長)
「光がついて学生たちの心に明かりがともったり、このまちの人が自分たちのマスコットだと思ってかわいがってくれるような長く愛されるモニュメントにしていきたい」
モニュメントから水は出ませんが、外の道路からも見ることができ、夜間にはライトアップも予定されています。