腰のこわばりを解消するストレッチ

ずっと座った姿勢を続けていると、急に立ち上がったときに腰の付近が固まった感じになり、歩きにくくなったという経験はありませんか。それは腸腰筋の硬直が原因です。

腸腰筋は、背骨(腰椎)から骨盤を経由して太ももまで続く大きな筋肉です。座った姿勢を続けて腸腰筋が硬直すると、それが背骨と骨盤を引っ張る形になります。そのため、腰がまっすぐ伸びなくなってしまうのです。

このストレッチを習慣にして腸腰筋を伸ばせば、自然と姿勢がよくなり、肩こりや腰痛になりにくい体をつくることができます。

(1)片膝を立てて前に出す
(2)もう一方の足を後ろに伸ばす
(3)その姿勢で、ゆっくり骨盤を前に押し出す動きをする。そのまま10秒間キープ
(4)反対側の足も同じようにする

お風呂上がりのストレッチで筋肉の緊張をほぐすことができれば、深くて質のよい睡眠が期待できます。朝の目覚めの気分に大きな違いを感じることでしょう。

『休養ベスト100 科学的根拠に基づく戦略的に休むスキル』(日経BP)

加藤浩晃
デジタルハリウッド大学大学院 特任教授。東京科学大学医学部 臨床教授。アイリス株式会社共同創業者・取締役副社長CSO。著書に『医療4.0』『医療4.0実践編』(いずれも日経BP)、編著に『医療×起業』『デジタルヘルストレンド』(いずれもメディカ出版)など多数。

加藤浩晃
加藤浩晃

デジタルハリウッド大学大学院 特任教授、東京科学大学医学部 臨床教授、アイリス株式会社共同創業者・取締役副社長CSO。
2007年、浜松医科大学卒業。眼科専門医として1500件以上の手術を執刀し、白内障手術器具や眼科遠隔医療サービスを開発。2016年、厚生労働省医政局研究開発振興課に勤務。2017年、AI 医療機器開発企業であるアイリス株式会社を共同創業し、取締役副社長兼CSO(最高戦略責任者)に就任。2021年、一橋ビジネススクールにてMBA 取得。医療現場、医療制度、ビジネスという3つの領域を経験し、横断的に理解することで医療領域全般の新規事業開発支援を行う。大企業やベンチャーの顧問・アドバイザー・取締役も務める。著書に『医療4.0』『医療4.0実践編』(いずれも日経BP)、編著に『医療×起業』『デジタルヘルストレンド』(いずれもメディカ出版)など多数。