モンゴルを公式訪問中の天皇皇后両陛下は、国賓としてお二人そろって歓迎行事に出席されました。
訪問3日目、ウランバートルの中心にあるスフバートル広場には羽織袴姿の大相撲の元横綱、白鵬と日馬富士、民族衣装の朝青龍が姿を見せました。
両陛下の訪問を歓迎し、多くの市民も民族衣装姿で集まり、両陛下は到着すると出迎えた大統領夫妻と握手を交わされました。
モンゴル入り後、初めての行事となる皇后さまは水色の装いで、民族衣装を着た小学生から笑顔で花束を受け取られました。
雨が降る中、歓迎式典では両国の国歌が演奏され、陛下は儀仗隊の栄誉礼を受けられました。
引き続き、両陛下は大統領夫妻の案内でモンゴルの閣僚などと挨拶し、白鵬や朝青龍にも声をかけ、親しく言葉を交わされました。
両陛下はモンゴルの英雄・チンギスハン像に一礼すると、にこやかに手を振って応え、政府庁舎へと入られました。
その後政府庁舎では、大統領夫妻の案内でテーブルに着き、訪問を記念し、陛下がゲストブックに記帳されました。
引き続き、庁舎内にある応接用の「ゲル」へと移動し、両陛下は大統領夫妻と4人で歓談されました。陛下は、「雅子にとっては初めてですので、今回2人で揃ってモンゴルの歴史、社会、文化に触れることを大変楽しみにしております」と述べられました。
2022年、大統領は国交50年にあたり来日し、それ以来何度も両陛下への招待を重ねていて、両陛下は3年ぶりの再会を喜び、招待へのお礼を伝えられたということです。
8日夜は大統領主催の晩さん会が行われ、陛下は伝統楽器馬頭琴交響楽団の演奏に、ビオラで共演される予定です。
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