女子バスケットボール日本代表・田中こころ選手19歳。

高校を卒業した去年の春、Wリーグ・エネオスへ加入し、1年目ながらプレータイムを獲得。

先月、日本代表デビューを果たすと、司令塔であるポイントガードとして即スタメンに抜擢された彼女の魅力とは...

“Z世代”同士の対談

佐久間みなみアナウンサーのインタビューを受ける田中こころ選手
佐久間みなみアナウンサーのインタビューを受ける田中こころ選手
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最旬バスケヒロインを、同じくZ世代で「すぽると!」キャスターの佐久間アナが直撃。まずは、期待やプレッシャーについて聞いてみた。

田中:
プレッシャーは感じると思うけど、私はそれを自分なりに楽しさに変えてやるのが、一番いいかなと思っているので、(プレッシャーを)楽しさに変えてプレーできたらいい。

佐久間:
性格を一言で表すなら?

田中:
自分と喋ると、みんな笑ってくれる。そこはすごく自信を持っている。

新たなチームで再出発

新生女子バスケットボール日本代表
新生女子バスケットボール日本代表

今年、新ヘッドコーチを迎え、コーリージャパンとして新チームで動き出した女子日本代表。

コーリーが世界と戦うため、新チームが掲げた戦略はズバリ...
「スリーポイントを1試合で40本」

平均身長が低い日本として、スリーポイントを勝利へのカギとして戦略立てた。

コーリー・ゲインズ ヘッドコーチ
コーリー・ゲインズ ヘッドコーチ

そんな中、6月に行われた新生チームの初陣となる国際強化試合の台湾戦で、試合開始13秒でスリーポイントを決めたのが、田中こころであった。

田中の“武器”とは

本人に自信の武器を聞いてみると...

田中:
どこからでも決められるシュート力。これは自分自身にとっても自信はすごく持っている。

「今はポイントガードがメインだが、これまで空いたら打つというシューティングガードとしてもやってきたので、シュート力が自分の中で一番の武器だ」と語る。

そんな彼女には、絶対的自信のあるものが1つある。

田中が強く意識を持つ “ステップバック”とは

基本的なスリーポイントシュートは、その場でジャンプしながら打つのに対し、彼女のシュートは、一歩踏み込んだ直後、瞬時に斜め後方へと下がってシュート、「ステップバック」だ。

田中:
世界の選手は日本より身長が高いため、その場からのシュートでは即ブロックされてしまう。それを阻止するために、自分よりも大きい選手からブロックされるタイミングをずらして打つことが大切。

スリーポイントシュートを参考にしていた選手は“この2人”

佐久間:
いままで参考にしてきた選手は?

田中:
シュートの部分は江村優有選手、シュートにいくまでのバリエーションの部分は河村勇輝選手を参考にしていた。ドライブの後のフィニッシュや、ノールックパスも河村選手を見て学べることがあった。

佐久間:
河村選手の凄いところは?

田中:
視野の広さはすごいと思い、パスの仕方も見よう見まねだが、自分で意識してやっていくうちにできるようになって、自分でも驚いた。

目指すはもちろん、3年後のロサンゼルス五輪

ロス五輪の決意を語る田中選手
ロス五輪の決意を語る田中選手

将来の夢を最後に聞いてみた。

田中:
やっぱり、オリンピック選手になること。その夢に向かってこれからどんどんいろんな相手とやると思うんですけど、自分らしく、失敗を恐れずにやりたい。

7月3日の国際強化試合。7得点3アシストと存在感を示した最年少19歳、田中こころ。

日本代表の司令塔として最年少を感じさせない姿に熱い視線が注がれている今、3年後の舞台へ向け、このZ世代選手はどんな姿を見せてくれるのか。

『すぽると!』
毎週(土)24時35分~
毎週(日)23時45分~
フジテレビ系列で放送中