ウクライナ東部ドニプロペトロウスク州でロシア軍の攻撃があり、これまでに230人以上が死傷しました。
ドニプロペトロウスク州の地元当局は24日、30以上の教育施設や住宅、列車などがロシア軍によるミサイル攻撃を受けたと発表しました。
この攻撃で、これまでに子どもを含む17人が死亡し、214人が負傷したということです。
また地元の捜査当局は、この攻撃に関連して燃料倉庫の位置やウクライナ軍の動向をロシア側に漏らしたとして、地元住民1人を反逆罪で拘束したことを明らかにしました。
ドニプロペトロウスク州をめぐってはロシア国防省が6月8日、この地域への進軍を発表し「攻撃拡大を続けている」と主張しましたが、ウクライナ側は「偽情報だ」として否定しています。
NATO首脳会議に出席するためオランダを訪問中のゼレンスキー大統領はSNSで、「ロシアは他国の支援なしにミサイルを製造できない。ロシアの支援国への制限が重要だ」と述べ、ロシアとその支援国に対する制裁の強化を訴えました。