NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議がオランダ・ハーグで開幕しました。
ロシアのウクライナへの攻撃が続く中、ゼレンスキー大統領はさらなる支援の必要性を訴えました。
ウクライナ東部では24日、ドニプロペトロウスク州にロシア軍によるミサイル攻撃があり、地元当局によりますと、30以上の教育施設や住宅、列車などが被害を受け、子どもを含む19人が死亡し279人が負傷したということです。
こうした中で開幕した今回のNATO首脳会議では、ウクライナ問題に関する全体会合は開催されません。
背景にはロシアを刺激したくないアメリカのトランプ大統領への配慮があるものとみられます。
ゼレンスキー大統領は24日、NATOのルッテ事務総長らと会談し、さらなる支援の強化を訴えました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領:
われわれは防空システムを必要としており、今後もパートナーからの支援継続に期待している。
トランプ氏はゼレンスキー氏と「会うだろう」と述べていて、会談が実現すればアメリカ製の兵器購入や停戦に向けた対応について協議するものとみられ、支援の強化につながるか注目されます。