松江市在住の30代の男性2人が、それぞれSNS型投資詐欺やSNS型ロマンス詐欺の被害に遭ったことが分かり、警察は、短期間で高配当をうたう投資話などは詐欺を疑い被害を防ぐよう呼びかけています。

SNS型投資詐欺被害にあった松江市内の30代男性は、2月上旬にチャットアプリで知り合った「カーラ」と名乗る女性から「IT関係の仕事をしていて、副業でネットショップの経営をしている。お金を振り込めばAIが自動で」商品を仕入れ、商品が売れれば仕入れ費用に手数料が上乗せされて入金される」などとネットショップの経営を勧められたといいます。
女性から1000ドルを借りて経営体験をしたところ、実際に男性の口座に利益が振り込まれたことから、信じ込みネットショップの経営を始めることにしたということです。

さらに「カーラ」からは、「仕入れ金額が高いほど手数料が多く入って多く利益が出る」などと言われるとともに送金方法を暗号資産にするよう指示され取引すると、実際に利益が暗号資産の口座に振り込まれたことからお金が稼げると信じ込み送金を続けていました。

しかしその後、仕入れる商品が無くなり、商品を変えない状態が続くと「未購入のままだと利益が凍結される。
追加料金が必要なる」と言われそれに従って送金を続けた結果、2月10日から4月30日までの間に8回、約94万円分の暗号資産を送金し、だまし取られたことが分かりました。

SNS型ロマンス詐欺被害にあった松江市の30代男性は、マッチングアプリで知り合った「くみこ」を名乗る女性から「おじが投資に詳しいため自分も投資している。
おじとのチーム投資は一度も失敗したことがない」などと勧められると、親近感を持っていたこともあり投資を開始。
当初は5万円の入金分と1万円の利益分合わせて約6万円が男性の銀行口座に入金されたということで、この投資を信用し、取引額がさらに増えていきサイト上では残高が約600万になっていたとしています。

しかし出金しようとしたら「サイトの口座が凍結されていて解除するには保証金が必要」などと言われ、結果的に6月1日から20日までの間に合計4回、あわせて約164万円相当の暗号資産を送金した後、だまし取られていたとに気付いたということです。

警察は、SNSで知り合っただけで会ったこともない人を簡単に信用しないこと、短期間で高配当を謳う投資などの儲け話は詐欺を疑うよう呼びかけています。

TSKさんいん中央テレビ
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