7月3日に公示された参議院選挙の期日前投票が4日から県内各地で始まりました。仙台市選挙管理委員会では、今回の参院選から期日前投票所を前回の倍以上に増設しています。

JR仙台駅前の「アエル」5階では、午前10時から期日前投票が始まりました。県内では、7月4日から投開票日前日の7月19日までの間に、149カ所に期日前投票所が設けられます。

このうち仙台市内の期日前投票所は27カ所で、前回参院選の12カ所と比べ2倍以上となりました。背景には、若い世代の投票率低下があります。

去年10月の衆院選では、市内全体の投票率が50.62パーセントでした。一方、年代別では、20代が過去最低の31.46パーセント、18歳、19歳が38.18パーセントとなりました。

こうしたことから、市選管では若い世代が投票しやすいよう、今回初めて大型商業施設や東北学院大学五橋キャンパスに、日時を限定したうえで期日前投票所を設置するということです。

有権者
「投票する立場になってみると、場所が多いのは投票しやすくなる」
「人によってはどうしても遠くて、行きづらくて行かないという人もいるし、今どうしても暑いので、行ける場所が増えるのはとてもいいこと」

若林区にある「イオンスタイル仙台卸町」も、今回新設された期日前投票所の一つで、4日は設営作業が進められていました。ここでは5日と6日の2日間、午前10時から午後6時まで投票を受け付けます。

仙台市選挙管理委員会 三浦貴之選挙管理課長
「投票率向上と皆さんの利便性を高めたいという思いで、投票所を増設したので、皆さんに投票してもらいたい」

今回の参院選で宮城選挙区には、届け出順に、政治団体チームみらいの新人・角野為耶氏(35歳)、れいわ新選組の新人・石井義人氏(62歳)、立憲民主党の現職・石垣のり子氏(50歳)。参政党の新人・ローレンス綾子氏(55歳)。自民党の新人・石川光次郎氏(58歳)、無所属で新人・中村高志氏(65歳)、政治団体NHK党の新人・前田太一氏(39歳)の7人が立候補しています。

仙台放送
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