闇バイトの危険性をゲームを通して体験してもらおうと、宮崎市の宮崎商業高校で、県内で初めてとなる特別授業が行われました。
宮崎商業高校で行われた特別授業は、闇バイトの危険性を体験してもらおうと県内で初めて行われたもので、全校生徒およそ770人が参加しました。
教材は、ゲーム「レイの失踪」。
現役の大学生5人でつくる、東京都のClassroomAdventureが開発したもので、メンバー3人が講師として教壇に立ちました。
(古堅陽向 共同創業者)
「SNSをリアルに作ったゲームを作ることで、どんどんのめり込んで、楽しみながら真剣に学んでくれるというところをねらいに、今回開発して届けている感じです」
ゲームは、人気動画配信者の「レイ」と連絡が取れなくなり、生徒たちがレイを探す設定で始まります。
次に、レイの投稿内容や会話の履歴などを確認して、レイが闇バイトに引っかかってしまい、本名や住所、家族構成などを教えてしまう様子を体験します。
生徒たちは実際に闇バイトの被害事例を追体験することで、どのような手口で闇バイトに引き込まれてしまうのかなどを学んでいました。
(生徒は)
「物語の進み方がすごいリアルで、やっぱり闇バイトって怖いなという感じがしました」
(生徒は)
「高額な報酬だったり、即日入金というのには気をつけて、バイト選びなどは今後していきたいなと思いました」
ゲームのリリースからおよそ半年。
この授業は全国各地の学校などすでに50校以上で、行われています。