世界初のAI人型ロボットによるサッカー大会が開催されました。
笛が鳴り、よろめきながらボールに向かうのは、AIを搭載した人型ロボットです。
これは6月28日、北京で開催された世界初のロボットサッカー大会決勝戦。
ボールがゴール前に転がると、すかさず別のロボットがボールのもとへ一直線!
シュートが決まると、観客からはワールドカップ決勝ゴールさながらの大歓声が上がりました。
一方、ボールがないところで転倒したロボットは…ゆっくり起き上がると、観客にポーズを決めるようなしぐさ。
試合中には思わぬトラブルも。
ゴール前で倒れ込み、そのまま動かなくなるロボット。
すかさずスタッフが担架を手に近づき、コート外へ運び出され…その後も担架で運ばれるロボットが相次ぎました。
このAI人型ロボットサッカーを巡って、SNSでは「今の仕事のほとんどはAIが担うのは間違いない。だけどスポーツ観戦ってどうなのかな?」「まだまだだな。一番忙しいのは担架だったし」など、さまざまな声が。
AI人型ロボットの創業者は、安全性を強調し「(将来は)人との試合も考えている。(人には)勝てないかもしれないが、一進一退の攻防も見えるだろう。観客も『このロボットは安全だ』と思うはず」と話します。
人間と人型ロボットが同じピッチに立つ日もそう遠くはないのかもしれません。