2018年、県内各地を次々と襲った「西日本豪雨」。
【記者(当時・広島市東区馬木)】
「大量の土砂が、道を完全にふさいでしまっています」
【記者(当時・海田町)】
「こちらでは増水した川の水があふれ出し、住宅の方に流れ出してしまっています」
降り続く大雨は、広島の街を一変させました。
【加藤キャスター(2018年)】
「住宅のかたちはかろうじてとどめていますが、一階部分はおそらく完全に土砂に埋まってしまっていると思われます」
県内全体で災害関連死を含む153人が犠牲に…
【加藤キャスター(2019年・坂町小屋浦)】
「元々はここにも、そこにもあちらにも住宅があったんですが、今はほとんど更地。
奥にある家も半壊状態のまま取り残されている状態になっています」
癒えない傷を抱えながら前を向いた被災地。
【加藤キャスター(2020年・坂町)】
「坂町に完成した災害公営住宅です。3階建ての建物なんですがバイアフリーが意識されたつくりになっています」
【胡子記者(2020年・呉市安浦町)】
「高さ9メートルの砂防ダムの上にいます。このダムは山から流れ出る大量の土砂およそ1万5000立方メートルをせき止めることができます」
【加藤キャスター(2024年:呉市天応)】
「私が今立っているこの道も避難路として使えるように整備された新しい道です。そして奥に目を向けますと、新しい住宅がたち並んでいるのも印象的です」
「復旧」から「復興」に舵を切る一方、深刻に懸念される災害の「風化」。
【黙とう】
まもなく、あの日から7年を迎えます。