小林美沙希アナウンサー:
ここからは取材にあたっている山内記者とお伝えします。沖縄選挙区は現職が出馬を見送り新人5人が立候補しましたね。
山内駿記者:
今回の選挙戦は、政権与党の自民党の支援を受ける奥間さんと、国政野党を中心としたいわゆるオール沖縄勢力が支援する、高良さんの2人を軸にした選挙戦となる見通しです。これに全国的に勢いのある参政党が擁立した和田さんが加わり激しい集票合戦が予想されます。NHK党の真喜志さんと、無所属の比嘉さんはそれぞれの主張を展開し選挙戦に臨みます。
小林美沙希アナウンサー:
全国的には物価高対策が最大の争点になっていますが、候補者の訴える政策や争点はどうなっていますか。
山内駿記者:
奥間さんは、国からの交付金や高率補助を活用した物流支援や住宅確保などの離島政策を一丁目一番地に掲げていて、そのため宮古島から選挙戦をスタートさせました。那覇空港と本島西海岸の基地返還跡地を一体的に開発するゲートウェイ2050プロジェクツを政権与党と一体なり推しすすめるとしています
小林美沙希アナウンサー:
高良さんはどうですか
山内駿記者:
沖縄戦で激戦地となった糸満市から選挙戦をスタートさせた高良さんは、オール沖縄勢力の支援を受けて基地の無い沖縄の実現などを訴えています。また、「生きるを政治の真ん中に」をスローガンに掲げ、消費税の減税やガソリン暫定税率の撤廃など、くらしに関する政策にも力を入れています
小林美沙希アナウンサー:
沖縄では自公対オール沖縄という構図が続いています。参政党の候補者はいかがですか
山内駿記者:
和田さんは、消費税の減税や、15歳以下の子どもがいる世帯に10万円の教育給付金の支給などを掲げています。既存政党との政策の違いを強調し、従来の構図に閉塞感を感じている有権者を取り込みたい考えです
小林美沙希アナウンサー:
投票率が気になるところですが見通しはどうですか?
山内駿記者:
ここ最近の市長選挙は過去最低の投票率が相次ぎ低迷が続いています。各陣営ともに支持者のみならず、無党派層への周知と併せて、活発な政策論戦による投票率の向上にも期待したいところです
小林アナウンサー:
参議院選挙は7月4日から期日前投票も行われます。ここまで山内記者とお伝えしました