猛暑の中、１７日間の熱い選挙戦がスタートです。
参議院議員選挙が３日公示されました。
改選定数１の熊本選挙区には現職と新人合わせて４人が立候補しています。
参議院議員選挙 熊本選挙区に立候補しているのは届け出順に、諸派・新人の立花 勝樹さん（５７）、自民党・現職の馬場 成志さん（６０）、参政党・新人の山口 誠太郎さん（３６）、立憲民主党・新人の鎌田 聡さん（６０）の計４人です。
【諸派・新 立花 勝樹 候補（５７）】
「一番訴えたいことは今の政治は権力者に向いているから私は弱者に向くようにしたい」
自ら立候補の届け出を行った諸派・新人の立花 勝樹さん。
今回、政治団体・ＮＨＫ党の公認として出馬し、障害者やシングルマザーなど社会的弱者への対策を訴え、選挙期間中、一人で各市町村を回る考えです。
【諸派・新 立花 勝樹 候補（５７）】
「選挙カーもない、資金もない、ないないづくしで拡声器もない。１８歳とか若い人がボロボロになる５７歳のおっさんを見るのも教育」
立花さんは一人で選挙戦に臨む自分の姿を見て、若い人が政治に関心を持ってほしいと訴えました。
【自民・現 馬場 成志 候補（６０）】
「決して相手に追いつかれることが無いように私も必死に走りぬいて必ず勝利を頂いてさらに頑張りたい」
自民党・現職の馬場 成志さんは３期目の当選に向け地元熊本市東区の神社から選挙戦をスタートさせました。
党所属の国会議員や県議などが集まった出発式で馬場さんは参議院議員としての２期１２年の実績に加え、熊本市議や県議も務めた経験もアピールし強い経済の基盤づくりや米の生産者にも適正な利益をあげてもらうなどと訴えました。
【自民・現 馬場 成志 候補（６０）】
「この熊本を強くする強い経済を作って将来まで見渡せるような経営計画、皆さんの暮らしがこの熊本で十分楽しく暮らせるそんな熊本の実現のためにしっかり働きたい」
【参政・新 山口 誠太郎 候補（３６）】
「今の政治家は諦めている。これでは国民は希望を持って夢を持って生活できない。であれば『私に代われ』と。『私がこの日本を変えていく』」
参政党・新人の山口 誠太郎さんは熊本県護国神社で必勝祈願し、「今の政治のかじ取りは間違っている。
日本を取り戻すためにともに戦おう」と集まった支持者を前に第一声を上げました。
その後は熊本市の中心市街地に立ち、消費税減税やインボイス制度の廃止、社会保険料の負担軽減など党が掲げる政策を訴えました。
【参政・新 山口 誠太郎 候補（３６）】
「小さな政党だが仲間たちと一つになってこの日本、国民の皆さんの生活を取返していきたい。日本人のための政治をしていきたい。私に託してほしい、その思いで戦っていく」
【立憲・新 鎌田 聡 候補（６０）】
「（出馬表明から）２カ月間、応援をして頑張っていただいている。負けるわけにはいかない。勝たなければならない、この戦い」
７期２６年務めた県議を辞職し、今回初めて国政に挑戦する立憲民主党・新人の鎌田 聡さん。
熊本市中央区の選挙事務所で行われた出発式には、推薦する連合熊本や社民党、協力姿勢を示す国民民主党や共産党の県組織の幹部も訪れ、野党共闘の構図です。
【立憲・新 鎌田 聡 候補（６０）】
「選挙対策で金を配るのではなく、一人ひとりの暮らしをしっかりと守る。そういった政治や声を熊本から他の県と同じく国会に挙げたい」
鎌田さんは、熊本県選出の国会議員が自民党しかいない現状を変え、物価高対策としての食料品の消費税減税や、有機フッ素化合物の規制など、「これまで国政に届かなかった声を届けたい」と訴えます。
県内の２日現在の有権者数は１４２万９０５５人。
投票日は７月２０日で即日開票されます。
