日経平均株価は一時500円以上値下がりし、高い関税が現実化することへの警戒感が広がっています。

平均株価は大幅続落して始まり、下げ幅は一時500円を超えました。

トランプ大統領が対日関税の大幅引き上げを示唆したことで、輸出関連を中心に幅広い銘柄に売り注文が先行しました。

相互関税の上乗せ停止期限を9日に控え、市場関係者からは「日米交渉が決着しないまま関税が引き上げられ、企業業績が悪化するリスクを考えなければいけない局面になってきた」との声が上がっています。

企業の景気判断を巡っては、1日に発表された日銀の短観でも自動車が悪化したほか、先行きへの不透明感が広がっています。

2日の東京株式市場の日経平均株価、午前の終値は、1日に比べ、392円61銭安い、3万9593円72銭、TOPIX(東証株価指数)は、2817.97でした。

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