アメリカのトランプ大統領は1日、フロリダ州の湿地帯に新設された「アリゲーター・アルカトラズ」とも呼ばれる移民収容施設を視察しました。
この施設は、ワニやマナティーなどの野生動物が生息する国立保護区内の空港敷地にあり、脱走すればワニに襲われる可能性があることや、かつて「脱獄不可能」な監獄島として知られたアルカトラズ島になぞらえ「アリゲーター・アルカトラズ」とも呼ばれています。
トランプ氏は「ここはハイキングに行きたい場所ではない」とした上で、「周囲は危険な湿地帯で、脱出する唯一の方法は強制送還だ」と述べ、不法移民への強硬姿勢を改めてアピールしました。
さらに、「このモデルを他の州にも広げたい」とも語り、収容施設の拡大に意欲を示しました。
施設は約5000人が収容可能で、2日にも最初の移民が移送される予定です。
空港は、これまで訓練用でしたが、今後は強制送還用の航空機の利用も視野に入れられています。
一方、民主党や移民保護団体は「非人道的」と強く反発しています。