子供向けの国際交流イベントで返金トラブルが相次いでいる旅行会社が事務所を閉鎖することが分かりました。

関係者によりますと、仙台市青葉区の旅行会社「ハローワールド」と関連団体の「宮城復興支援センター」の代表を務める男性は、事務所を引き払い、閉鎖の準備を進めているということです。

ハローワールドは子供向けの英語キャンプをめぐって返金トラブルが相次いでいるとして、県が旅行業の取り消し処分を行いました。

宮城野区にある関連会社で、国の補助金を不正受給した疑いで6月、県警の家宅捜索を受けた「こども応援団」の事務所も閉鎖するということです。

日本旅行業協会には全国の被害者から、6月30日までにおよそ560件、あわせて1500万円以上の弁済の申し込みがあり、すでに限度額を超えたため、全額の救済は困難となる見通しです。

仙台放送
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