宮城県富谷市が行った総合病院の公募に応募した2つの事業者について、村井知事は「どちらが選ばれてもおかしくはない」と評価しました。宮城県は今後、事業者からの質問に対する回答や選定委員の推薦などの対応にあたるということです。
宮城県 村井知事
「応募までの時間が短かったので、手を挙げてくれるか心配だったんですけれど、結果としては立派な病院が2つ手を挙げてくれた」
富谷市は、県が主導した病院再編構想を巡り、青葉区の東北労災病院が富谷市への移転を断念したことを受け、別の総合病院誘致に向けた公募を行い、期限までに2つの事業者から応募を受けました。
富谷市は事業者を明らかにしていませんが、関係者への取材で、1つは東北医科薬科大学若林病院であることが分かっています。
一方、村井知事は7月2日の会見で、6月24日に若生市長から2つの事業者について、連絡があったと明らかにし、県としても公表はしないものの、応募があったことについては高く評価しました。
宮城県 村井知事
「どちらが選ばれてもおかしくない病院が手を挙げたということなので、そういう意味ではよかったのではないか」
県は今後、富谷市から依頼があった選定委員会の委員の推薦や、事業者から寄せられた質問書に対応するということです。
富谷市は選定委員会を経て、8月20日に決定した事業者を公表するとしています。