相続税などの算定基準となる土地の評価額、路線価が公表されました。去年と比較した宮城県内の上昇率トップはJR多賀城駅前の通りです。
記者リポート
「多賀城市中央2丁目です。多賀城駅前のすぐ目の前でそばにはカフェが併設されたおしゃれな図書館もあります。このエリアが県内では去年と比べた路線価の上昇率が最も高い場所となりました」
「多賀城駅北線通り」の路線価は1平方メートルあたり11万5000円で、6年連続の上昇となりました。去年からの上昇率は9.5パーセントと県内で最も高くなりました。
近くの東北学院大学多賀城キャンパス跡地では、2028年度以降に市の体育館やプールができるほか、大手ハウスメーカーが住宅や商業施設を整備する計画です。
また、69年連続で最も高い路線価となったのが旧さくらの百貨店前の青葉通で1平方メートルあたり370万円でした。
周辺ではEDEN跡地の再開発が進む中、高い需要が見込まれています。
一方、気仙沼市の中心部を通る県道26号線は1平方メートルあたり5.2万円で、4年連続の下落となりました。人口減少が主な要因とみられています。
県内全体の平均路線価は13年連続で上昇し、上昇率の高さは東京・沖縄・福岡に次いで全国4位タイです。