相続税などを算出する基準となる今年の路線価が発表されました。

県内の路線価の変動率は平均1.1パーセントで、2024年より0.8ポイント高く、4年連続の上昇です。

長崎税務署によりますと、県内で最高路線価が最も高かったのは長崎市浜町の浜市アーケードでした。

KTN記者
「この赤い枠で囲ったエリアが1平方メートルです。浜市アーケードは79万円と、2024年より1万円高くなりました」

長崎税務署 城崎昭彦 評価専門官
「既存店舗の建て替えもみられるなど、専門店街から日用品等も多く含む店舗構成に変化しつつ、繁華性を維持しており、地価は小幅な上昇傾向を維持している」

アミュプラザ長崎新館や、長崎スタジアムシティが開業した影響を受けているものの、3年連続で上昇しています。

KTN記者
「路線価がピークとなったのはバブル崩壊直後の1992年でした」「当時、浜市アーケードの路線価はこの枠、1平方メートルあたり、なんと651万円でした。現在はその12.1パーセントの79万円で、時代の変化を感じます」

一方、五島市中央町の本町通りは1平方メートルあたり2万9千円で、30年連続の下落となりました。

長崎税務署管内では最高路線価が「上昇」したのは長崎、佐世保、諫早、平戸、「横ばい」は島原、壱岐、厳原、「下落」したのは福江のみでした。

最高路線価の全国1位は東京都の「銀座中央通り」で1平方メートルあたり4808万円、九州で最初にランクインするのは全国5位、福岡市中央区の「渡辺通り」で968万円でした。

長崎市の「浜市アーケード」79万円は全国20位でした。

路線価は国税庁のホームページで公開されています。

テレビ長崎
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