肉や魚を食べないベジタリアンは世界で5億人を超えるとされています。
食に制限がある人でも食べてもらえるメニューを開発して、観光客の誘致につなげようと新しい料理の試食会がありました。
色鮮やかなちゃんぽんですが・・
豚肉や海鮮などを一切、使っていません。
鈴木市長
「あっさりとコクの両立、良いところどり」
ちゃんぽん麺をスープと一緒に煮込み、コクとまろやかさを加えたほか、キヌサヤやブナシメジで豚肉や海鮮の食感を再現しました。
長崎市内のホテルが2024年から1杯1700円で提供を始めたところ、すでにちゃんぽんの売り上げの1割を占めているといいます。
観光庁によると肉や魚を食べないベジタリアンなどの人口は2003年の3億5900万人から、2023年には5億3千万人に増えています。
長崎国際観光コンベンション協会は、誰もが安心して食べられるメニューを増やして外国人観光客の誘致につなげる取り組みをしています。
こちらは長崎市内の弁当店が開発した2つの弁当です。
「彩り野菜と雲仙きのこの天ぷら重」は肉や魚、卵を使っていないほか、天ぷらの衣は小麦粉ではなく、米粉を使っています。
いずや弁当 山口悦子 代表取締役
「サクサク感ではなく、ガリガリになっているのが苦労した」
鈴木市長
「食材でトライ(食べる)するのを諦めていた人がいる。魅力を知っている人のすそ野を広げることができることに大きな効果」
協会は、食に関する制限がある人もない人も「One Table」=みんなで1つのテーブルを囲み、一緒に長崎の魅力を味わってもらえる環境を作りたいとしています。