元徴用工の父親の同意なく解決金を受け取ったとして子ども2人がきのう書類送検されました。
書類送検されたのはいわゆる元徴用工訴訟の原告、李春植さんの子ども2人です。
警察によりますと、2人は李さんの同意なく書類を偽造し解決金を受け取った私文書偽造などの疑いがもたれていて、李さんはだまされて解決金を受け入れた可能性があるとしています。
李さんは当初、敗訴が確定した日本企業の賠償支払いを韓国政府傘下の財団が肩代わりする尹錫悦前政権の方針に反対していましたが去年10月に受け入れに転じました。
書類送検された2人とは別の子供で李さんの長男は李さんが正常に意思を示すことができる状態ではなく、手続きに問題があると主張していました。
李さんは3億ウォン以上(3000万円以上)の解決金を受領後、今年1月に101歳で亡くなっています。