半導体関連産業を担う人材の育成のため、2025年4月に整備された岩手県北上市の施設で6月30日に製造装置のメンテナンスなどを学ぶ研修が始まりました。

2025年4月に北上市に整備された半導体関連産業の人材育成施設「I‐SPARK」では、6月30日の研修開始に当たり開講式が開かれました。

「I‐SPARK」は半導体関連産業の技術者不足が全国的に課題になるなか、担い手を育てようと、関連する企業でつくる協議会などが県の補助を受けて整備しました。

30日始まった研修には県内4つの企業から8人が参加していて、半導体の基礎知識や製造装置のメンテナンスなどについて座学や実技を通して学びます。

参加者からは「半導体のマシンは触ったことがないから、どういう仕組みか勉強していきたい」という声が聞かれました。

研修は10日間の日程で行われ、7月下旬と8月にも予定されています。

I‐SPARK 関照絵施設長
「(半導体設備の)メンテナンスの人材不足が各社ある状態なので、知識を得て現場で活躍してくれる人が増えていければいいと考えている」

産学官が連携してこうした施設が整備されるのは全国で初となります。

岩手めんこいテレビ
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