夏のボーナスについて、公務員は3年連続増加となりましたが、全体の傾向はどうなのか。
いわぎんリサーチ&コンサルティングが、5月に岩手県内の給与所得者を対象に行った2025年の夏のボーナスの見通しについてのアンケートを見てみると、結果は「前年並み」が65.1%と2024年に比べ6.9ポイント増えています。
一方で「増加」と答えた人は6.1ポイントの減少となりました。
2024年は賃上げの動きなどを受けてボーナスも上がる流れがあったため、今回はそれに比べると増勢に陰りが見られます。
では今回のボーナス皆さんは何に使うのでしょうか、街の人に聞きました。
会社員
「おいしいものを食べたり、あとはちょっと旅行しようかなみたいな」
「最近引っ越しをしたので新しい家具を買いそろえたい」
「物価高とかもあるので貯金はしたいなと思っている」
「ベッドを新調するか家電か貯金。(貯金は)老後の蓄えとか備え」
公務員
「使い道がまだ決まっていないので貯金しとこうかなと」
貯金や生活用品にあてるといった声が多く聞かれました。
ボーナスの使い道については次のようなアンケート結果が出ています。
全体では生活費の補填や買い物などを含む「消費」と答えた人の割合が70.5%と最も多くなっていて、次いで「貯蓄・投資」が54.7%となりました。
ただ2024年と比べると「消費」と答えた人の割合は4.1ポイント減っていて「貯蓄・投資」にボーナスを使う人が増えているようです。
貯蓄・投資の目的を詳しく見てみると、2024年と同様「老後の生活資金」と答えた人が54.3%と最も多くなりました。
一方で「特に目的はない」という人が2024年より3.8ポイント増え20.3%となっています。
老後など今後に備える傾向が続くなか、先行きへの不透明感から目的を定めずに貯蓄していることがうかがえます。